これまた、試験的に初めてみました。
お酒大好き食品衛生屋が、これまた飲兵衛揃いのうちの部下の所員達とほろ酔いになりながら、日々の旬なネタをツマミに酒場でゆる酒トーク。
初発一発目の肴は、「タカラ食品、新型コロナウイルスでクラスター発生」です。
改めまして、皆様こんにちは。
高薙食品衛生コンサルティング事務所です。
ここだけしか聞くことの出来ない神髄中の神髄、
「プロが本気で教える衛生管理」を、毎日皆様にお教えしています。
ゆる酒トーク、始めました
突然ですが、ゆる酒トーク、始めました。
というのもですね。
うちの事務所はゆるい上にぼくが徹底的に飲兵衛なので、自ずとそういう人たちが集まります。
なので、仕事をあらまし終えた夕方には、ときに事務所でチョイ飲み、そのまんま居酒屋で飲み語り。
こんなん、日常茶飯事なんです。
そんなわけで高薙食品衛生事務所のスタッフ達による、ゆる酒トーク。
これからしていきたいと思います。
まずの初回は、本人の許しを得てのお初のご登場。
うちきってのエースにして、某洋菓子工場の元品管。
だから微生物に関しては専攻していただけあってぼくより詳しい、(その造形の深さを買ってスカウト)
しかもぼく以上に、地酒が好きときた。(その趣味の良さを買って以下ごにょにょ)
そんな、ちょっと(=相当)ツン、でも美人の切っ先鋭い妙齢エースリケジョ、広森ちゃんー!


あとネット上でしか所長の「ちゃん」付けは許しません。リアルでは絶対ありえませんね。
ぐ、ぐぐう、
さすがは切っ先鋭い美リケ。
しっかり密は、許さねえ。
さあ、そんなわけで。
二人で向かうはいつもの事務所から歩いて5分。
魚も美味いが、基本何を頼んでもまず美味い、だから意外にも女子人気も高い。
あとここ、地酒がキレイで美味いの揃ってる。それ大事。
マスター、今日もやってるー?

タカラ食品で大規模コロナクラスター発生

いやあ、それにしてもホント、ヤバイよねえ!
え、TOKIOの山口がですか?


まあ確かにそりゃぼく個人的な意見としては、同じ酒好きとしてこれまでの処分も寧ろ可哀想なくらいだと思っているし、今回のも非難轟々されるのもどうなん?くらいには思っているんだけどさ。

いや、そんなん判ってますよ。
今日報道された、タカラ食品のことですよね!?

チューハイ、おかわりで。


てゆうか上司の話、聞いてないよね!?

タカラ食品の新型コロナウイルス感染。
工場内に78人のクラスターだってさ。
食品工場内でこれだけ大規模なクラスターが発生したのは、少なくとも日本ではこれが初めてだよね。
東京都江戸川区臨海町3丁目の「タカラ食品工業」葛西工場で、従業員78人が新型コロナウイルスに感染するクラスター(感染者集団)が発生した。
区が24日、発表した。区などによると、同工場で今月中旬に計5人の女性従業員の感染が判明。
その後、工場の従業員や関係者314人についてPCR検査した結果、新たな感染が分かった。結果待ちが21人いるほか、濃厚接触者も追跡調査している。

いや、この工場自体には行ったことがないんだけどさ。
でもいずれにせよ、PCO検査を300人以上の従業員さんやパートさんその他に行った、と報道は言っている。
これが本当なら、東京都内の工場でパートさん、あとここに「その他」がどこまで含まれるのかは全く判らないけれど、でもそれにしたって300人を超える食品工場、となるとこれ、それなりに大型の工場になるよね。


少なくとも、都内設立の工場としては結構大きい部類に入るのは違いない。
そもそも都内は地価が高いし人件費も高いから、こういう大きな工場は普通、採算が取れない限り作らないでしょ?
物流技術が高まっている今はさ、普通の食品工場は関東近郊に作るんだよ。特に賞味期限の長いものはね。


つまり、いくら物流技術が高まったとしたって、それでも作ってすぐ物流に乗せられる、ということが固定費を上回って大きなメリットや差別化になる種の食品を作っている工場だよ。
実はこの工場はね、サンドイッチ作っているんだ。
都内って、大手から中小までパン工場、なんか多いですもんね。


でも簡単にホームページを見てみたら、ここはベーカリー工場ではなく、自社のハムソーなんかを使っての惣菜工場という扱いみたいなんだよね。


で、この工場は、江戸川区の葛西の外れにあるんだ。
葛西臨海公園の手前くらい。
ここらへんの葛西の外れってさ、海沿いのほうで物流倉庫がすごく多いんだよ。
だからさ…
アボガドディップ、一つくださあーい。



比較的場所が取れるのは、そういうところしかないから。
だから物流倉庫の中の一角に向上を作っているところだって珍しくない。
あとはもう、古くからそこにある、ってやつね。
ほらあるでしょ、赤坂の一等地に…


まあ別に隠しているわけでもないし調べればすぐそんなの判るどことか、寧ろそれを売りにしているところもあるからいいけれどさ。

何故食品工場でクラスターが

日本酒行こうかな。
んじゃ、明鏡止水の冷やおろしをぬる燗で。

つまり、都内でもそれなりの規模をほこる工場で、どうして新型コロナのクラスターが出たんだよ、って話だよねえ
すみません、屋守の冷やおろし純米吟醸、くださーい。

で、えーと、
なんの話でしたっけ?



ええと、つまりだよ。
都内でこの位の工場を作る、というのは、衛生管理の徹底はそれこそ当然のようにされているのが普通だよ。
この工場に入ったことはないけれど、簡単に想像ぐらいはつく。
だって広森ちゃんもそうでしょ?
都内で100人超過規模の工場にもなれば、組織もそれなりにしている感ある!


いや、マジでこの工場の内実はホント知らんけど、でも都内の食肉加工工場って、ほぼほぼ、マジで!そういうもんだから。
で、そうなると差別とかじゃなく寧ろ切実な現実問題、外人労働者の多い工場って、文化背景的な教育が本当に難しいよね。
んで結構な規模なのに、全然出来てないってあるやん?
本当に、都内工場あるある!


だからといって、製造環境的にはある程度のレベルには至っているのはおそらく間違いない。
当たり前だけど、彼らだって、仕事中にマスクは外さない。
「食品に直接触れたり、飛沫がかかったりすることはなく」って、そんなの当たり前だよ!
食品工場の常識中の常識。
ていうか今どきそんな工場、よほどなところですらないよ。
寧ろ、休憩中や事務だって、しっかりしているところが多い。

でも実際に出てしまった。
これがなんというか、もう…。


そして殺菌業者に依頼して、殺菌剤を空間散布する。
空間噴霧が難しい場合は、パワーゲーム。ハンドボンベで撒き散らしだよ。
でもこれだけの規模だから大変だろうねえ。
今後の食品業界への影響の大きさ

で、我々にとって関わってくるのは、この後に危ぶまれる食品業界への影響だよ。
特に多くの、というか全ての食品工場の現場においてね。
ちょっと強めのそよ風が吹けば、強風が来たと皆が騒ぎ出す。
良くも悪くも過剰反応するのが、この業界の体質ですもんね。


リアリティが滲んでいるねえ!笑

しかしそれでも食品工場から大きなクラスターが出た、というのはインパクトが独り歩きする。
いや、そう考えて恐れる工場が増えてもおかしくない。
すると、どうなるか。
あちこちで、食品工場でのコロナ対策との終わらない、エンドレス追いかけっこが始まる。
おさえどころのブレーキが効かない、対局見ないでミクロばっかで首絞めあって、これが大事なんだ合戦。



もうこれ、感染した場所はマスクをしない可能性が高い場所しかないんだから、更衣室や休憩室、食道、事務所、とかなんでしょ。
つまり、普通のオフィスとそう変わらない。
たまたま食品工場だった、てこと。
でも他の食品メーカーはそうは受け取らない。

結果、どうなるか。
自社工場に対して、そうした場所へのアルコールによる除菌清掃強化が命じられる。
これ、いうのは簡単だけど、やる現場負担は決して簡単じゃないからね。
でも言われるわけだ、四の五の言わずにやれ、と。
工場長が顔赤くして、いきなり大文字看板かかげて、お前は企業存続に文句があるのか、と。
いや、そんな過剰にやる意味があるのか、って意味でしょ。笑
まあ、でも確かにそういう動きは、考えられなくもないですよねえ。


日本酒飲んだ頃からずうっと美味い美味いと、あとあいみょんの新作へのレビューという名目のゴミでしかない私論しか言ってないですよね?


まとめ
今回は、タカラ食品のコロナウイルスでのクラスター発生について、少しばかりの「ゆる酒トーク」をさせて頂きましました。
ちなみに今回のこの「ゆる酒トーク」企画は、あくまでそのやりとりのごく一部に過ぎず、実際のところ他にも幾つかの話題に触れていたりします。
今回はお試しなところも大きくあったのですが、もしこの人気が高ければその続きや、場合によっては他スタッフとの飲みトークなんかも上げていきたく思っていますので、よろしくお願いします。
ああ、あとそう。
以下、(ぼくにとっては)心底どうでもいい追記。
実はこれを朝にアップした本日、出社した広森ちゃんにお叱りを食らってしまいました。
というのも冒頭のフリ、TOKIOの山口メンバーの下り。
いや、ぼくはマジでテレビほとんど見ない(精々の楽しみがニチヨルのダッシュ位)な芸能音痴、テレビ情弱なんですね。
なので昨夜は若干ニュアンスを変えたトークをリアルではしていたのですが、文字起こししたものを彼女にすれば、全然違う、と。
いわく、TOKIOは山口復活を目論見ながら動いていた矢先だったと、それで「お前何やってんだ」となっているんだ、という話の流れのご様子で。
ごめんなさい、なにぶん全くろくに知らない身ので、文脈トンチキだったらすみません。
ってそれ本題と全く関係ねー!
以上、このように、このブログでは食品衛生の最新情報や知識は勿論、その世界で長年生きてきた身だから知っている業界の裏側についてもお話しています。
明日のこの国の食品衛生のために、この身が少しでも役に立てれば幸いです。

・どうやって防虫管理・衛生管理をすればいいか判らない
・今やっている防虫管理・衛生管理が正しいか判らない
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だったら貴方が防虫・衛生管理のプロになればいいのです!
- 私達は、どんな工場、お店の方でも防虫管理・衛生管理のプロレベルに育成することが出来ます。
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