このコロナ騒動の中、やっと!やあっと、食品衛生の展示会「フードセーフティジャパン2020」が開催されるようです。
そこで、その内容や各種開催セミナーについてもチェックしていきたいと思います。

改めまして、皆様こんにちは。
高薙食品衛生コンサルティング事務所です。
ここだけしか聞くことの出来ない神髄中の神髄、
「プロが本気で教える衛生管理」を、毎日皆様にお教えしています。

フードセーフティジャパン2020とは

コロナ禍のため、春から夏、秋にかけてそれこそあちこちで様々なイベントが中止されていることは、もう皆さんもご承知かと思います。

しかし。
しかし、ですよ!
そんな中、やっと、
いやもう、やっと!としか、言えません。
やっと、食品衛生関連の展示会が開催されるようです。

 

そう、そうなんです。
「フードセーフティジャパン」が、この度、10月に開催されることになりました。

そんなわけで、昨年から1ヶ月ほど遅れましたが、10月の7日から9日にかけて。
東京ビッグサイトにて、「フードセーフティジャパン」が開催されることになりました。

 

「フードセーフティジャパン」は今回で11回目の開催。
その名から想像するような、「食の安全・安心」を実現する機器・資材についての展示会です。
よって、フードディフェンスをはじめ、広く食品衛生、異物混入対策、食中毒対策などに関わる展示が多いのが特徴です。

食品関連の展示会で最もメジャーなもののといえば、やはりなんと言っても「国際食品工業展」(FOOMA JAPAN)でしょう。
食品関連イベントとしては最大規模であり、毎年の初夏のイベントとして楽しみにしていた人も多かったと思います。
しかも今年、この2020年はいつもの会場、東京ビッグサイトがオリンピック会場となっていたため、大阪で開催される予定でした。
よってその準備も着々と行われていたのですが、しかし。
あの予想外、規定外、まさかの、コロナ直下ですよ。
しかも今年6月といえば、自粛期間がやあっと終えた頃合い。
とてもじゃないけれど、こんな大きなイベントの開催はできませんでした。
結果、開催はやむなく、中止。
まあ、仕方ありませんね…。
ホント、誰のせいでもありません。
仕方なかった、としかよもや言いようがありません。

 

で。
そんな中、ぼくも正直、チェックを怠ってしまっていたのですが、しかしですよ。
この秋になって、ようやく。
それこそ、ようやく、といってもいいんじゃないでしょうか。
ようやく、様々なイベントがあちこちで開催されるようになり始めました。
やったー!

さて、この「フードセーフティジャパン」は、先の「国際食品工業展(FOOMA JAPAN)」に対し、もっと専門的に食品衛生をダイレクトに扱っているのが特徴です。
だから来場者も、私のような食品衛生のプロは勿論のこと、食品企業の品質管理さんや経営者がメインターゲットとなっています。

フードセーフティジャパンの展示内容
  • 食品衛生対応設備・機器
  • 衛生資材
  • サニタリー機器
  • 洗浄・殺菌
  • 検査・分析
  • 従業員向け安全対策・環境改善
  • フードディフェンス
  • 設計・改修・補修
  • ライン設備・機器・部品
  • 省エネ・環境対策
  • AI/IoT・生産性向上
  • 防災・労働災害対策
  • 食品ロス対策
  • 食品工場設備・機器

 

特に、今年2020年はといえば、HACCP制度化の年です。
よってHACCPにまつわる様々なサービスがその中心になっていることは言うまでもありません。
要するに今年の「フードセーフティジャパン」というのは、一大HACCPビジネスまつりだ、ということです。

てことはつまり、です。
以下ちょっとだけプロとして、「ぶっちゃけ」た正直な話をしましょう。

ここ数年ほど、それまで「HACCP?え、何それ?知らねーんですけど(鼻くそほじりながら)」なんて輩どもが、ゼニの匂いにつられて我も我もとこの機会にこの業界にこぞってわらわらとやってきています。
結果、ろくに知りもしない知識で、現場も知らないのに謎のIT俺様ヅラで、薄っぺらいサービスがこのところやけに横行している始末。
で、そんな連中がですね、今年はこぞって企業ブースをここに作ってニコニコ並んでいるわけですわ。
なのでこの展示会はそんな、世にはびこるニワカ「HACCPビジネス」に果たして価値があるのか、あるいはないのか。
それが本当に考えられて作られた本当にいいサービスなのか、どうなのか。
それを見定める、またとないチャンスだというわけです。

ですから、来場する皆さん、よーく見てやろうじゃないですか。
今回、ここに出ている企業の姿勢を、製品を、商品を、よーく見るとしようじゃないですか。
ウワッツラのしょうもない宣伝に惑わされることなく、とくと見てやろうじゃないですか。

そのサービス、その商品、その製品、本当に意味あんの?大金出して買う価値あんの?と。
底、浅くねーか?と。
取ってつけたようなニワカ感ねーか?と。
おめーんとこ、本気で食品衛生に関わっていこうと、それガチに思ってんのか、と。
一企業として、本当に食品衛生をよくしようと本気で取り組んだ結果がこれなのか、と。
そこらへんの本気ぶり、取り組みの姿勢を、しっかり見定めにいくとしようじゃないですか。

そういう意味でも、実はぼくも結構楽しみにしています。
ぶ、ぶ、ブースのキレイなおねいさんに、だ、だ、だまされないんだからね…!

同時開催の展示会もチェック

しかもこの「フードセーフティジャパン」には、同時開催の展示会がそれ以外に5つもあります。
小規模ではあるものの、これらも同時に見れる、というのも「フードセーフティジャパン」の醍醐味の一つでしょう。

同時開催の展示会
  • フードシステムソリューション(大量調理・給食)
  • フードディストリビューション(食品物流)
  • フードeコマース(食品EC)
  • 惣菜JAPAN(中食・総菜製造)
  • 冷食JAPAN(冷凍食品製造)

 

これらによって食品メーカーのみならず、外食店やホテル、給食、物流、一次産業、その他広く食に関わる人がそのターゲットに含まれる、というのがこの展示会の特徴となっているようです。
なお、今年は農業関連が外れ、その代わりに冷凍食品関連の「冷食JAPAN」が加わっています。
事実、昨今は新型コロナの影響もあって、冷凍食品分野は大きく業績を伸ばしています。
そんな時流もあるのでしょう。

新型コロナのため完全予約制に

しかし。
今年は、新型コロナウイルス感染症のため、「完全WEB事前来場登録制」となっています。
ですから、下のリンク先で事前に予め来場登録をしないと入れません。

 

ここで登録し、そのQRコードをプリントアウト、あるいは会場でリーダーで読ませることで入場することになるようです。

会場は青海展示場

東京ビッグサイトの一番大きな東棟が現在、オリンピックに向けて大々的に工事中です。
というか本当のことを言ってしまうと、実は東京ビッグサイトは現在、このコロナ情勢によってほぼ閉鎖状態だというのが実際のところです。
そのため数少ないイベントが今、昨年急遽設置された「青海展示場」のみで行われています。

よって今回のこの展示会も、少し離れたりんかい線の「東京テレポート駅」のすぐ付近にある「青海展示棟」で行われる予定です。
ですから、アクセスについては注意が必要です。
東京ビッグサイトからだと、歩くには結構な距離があります。
まあ10月だから少しは涼しくなっているでしょうけど、電車での移動がいいでしょう。
こちらの青海展示場は、りんかい線の「東京テレポート駅」から降りてすぐ真横です。
なお、ゆりかもめだと「青海駅」か「お台場海浜公園駅」が近いということです。

 

それと、セミナー会場がどうなっているかは、ちょっとわかりません。
大体、会議棟を備えているビッグサイトと違って、青海展示場というのはただのだだっ広い体育館のような、ただのホールが2つあるだけです。
あの会場内に、お客さんを集めて快適に講義をするような、そんな施設はありません。

となるとまた昨年の「TOC」のように、別に会場を借りて設けることになるのかな。
だって5会場分のセミナー用意すんでしょ?
となると、その移動には意外と距離があります。
まあ歩けないわけではないですけど、どうするんだろ。
なにせ去年は「シャトルバス」という名のハイエースがピストンでお客さんを移動していましたからね(笑)。
しかも、このコロナの中で、またそれやんの?

出るべきセミナー、いらないセミナーはどれ?

さて。
こうしたイベントでは展示物もさることながら、やっぱりセミナーが気になりますよね。
そこで、食品衛生のプロであるぼくが気になるもの、また「これはいらんな」というものについて、ピックアップしてみましょう。

何分、何の遠慮もなく好き勝手にモノを言えるのがぼくの立場のいいところ。
間違っていたら、すみません。
以下は、何の責任も後ろ盾もない、あくまでぼくの勝手な意見なので、ご自身で最終亭には判断してください。

食品物流業界の最新動向:経済産業省/国土交通省の物流政策

まずは初日、10月7日からいきましょう。

てことで、一番大きい、11:00開催のこれ。
「基調講演」ということで、初っ端、イベントの幕開けを飾る講演会です。

この「フードセーフティジャパン」の後援は、農林水産省、厚生労働省、 経済産業省というお役所です。
だからそれらに「後はこっちでやっから」とは言えません。
そりゃあ、顔を立ててオイしい講演の一つでも彼らに用意してやらんと。(後援だけに!)

つまり、こりゃ要するにお役人の偉いひとが集まってのご挨拶です。
こんなの見たい人いるんでしょうか。
現場を知らない上からのお話。
ぼくはいいです、こんなの。

冷凍食品の100年

これも開幕の初日、11:00から。
で、こっちもそうですね。
「基調講演」という名のご挨拶。
「ええ舞台用意しときましたよ」ってやつ。
今年は冷凍食品が売れ、専用の展示会も出来たので、そのお礼でしょう。
時間の無駄。
その分、ブースでも回って「今」の最先端に少しでも触れたほうがマシ。

そもそも、ここのブースCというのは「冷食」枠です。
そのトップバッターとして、お偉い人が出て挨拶させとこう、という話。
ぼくには微塵の関係もありません。

今はHACCP制度化の経過措置期間です

こちらも初日の幕開け講演。
だけど、他に比べるとちょっとマシ。
面々からして、HACCP現場指導サイドの方々のお話ですね。

まあ、話す内容はおよそ見当が付きます。
統計結果を出して、やれまだ市場はこんなに遅れている、小規模企業はこうしていくべきだ、云々。

なので別段出る価値は見いだせないのですが、でもこれはメンツがなかなか興味深い。
例えばパネリストに、AIB出の人がいる。
AIBというのは、パン業界や小麦業界の、現場主体なマネジメントシステム。
ただし他のマネジメントシステムと違って、書類帳票よりも現場重視なのです。
まあ、だからといって彼がどれほど知識を持っているかは知りませんが、そういう別の目線で講演するのだけはちょっと興味があります。
それと現状をよく知る現場の店舗衛生担当などもいて、ここらへんのリアリティも加われば面白い話が聞けそうです。

テイクアウトや宅配サービスを活用する事業者が留意すべき食品衛生の注意点

続いて、初日午後からの講習。
いらんです。
知ってます。
今や生活便利系の素人サイトでまとめられてます。

界面活性剤の新型コロナウイルスへの効果

これも初日午後枠。
てゆーかぶっちゃけ、初日はろくな講習がないですね。
そのうち、ちょっと見ても面白いかな、と毛色の違うこれ。

エンベロープウイルスなんだから効果あんでしょ、と思うけれど、研究所の立場からそんな短絡的ではない面白い話が聞けるのかな。
テーマがはっきりしているだけあって、見たい人はいることでしょう。

冷凍食品認定制度とHACCP

「冷凍食品認定制度」というのは、業界団体の認定制度です。
冷凍食品は結構、この業界団体の力が強いところ。
その立場からHACCPにどう向かい合うのか。
うーん、どうかねえ…。
冷凍食品に携わる人、あとヒマな人はどうぞ。

学校給食の調理現場の調理時間の短縮と食中毒防止への対策を紹介

学校給食現場には興味があるんですが、でも「タカギ冷機」?
冷凍庫の人でしょ?
ちょっと、これだけではわかりません。
まあでも初日の枠内ではマシなほうかな、とも思わないでもないかな。

食品製造・販売者における自主管理のすすめ

続いて二日目、10月8日の講習にいきましょう。
まず、こちら。
案外とオススメかもですね。

衛生管理の自主管理をどうすすめるか。
つまり、自分で点検し、自分で検査する。
これを「ウチで管理・検査しまっせ」側の人が話をする。
つまり、手のウチをあかす。
ぶっちゃけ、プロであるぼくにとっては「それ知ってる」ばかりだろうなので出ませんけど、でも一般の人には得るものもあるでしょう。

コロナ感染下における病院フードサービスの対応

こちらも二日目、10月8日の最初のセミナー。
これ、面白そうですね。
院内感染と、抵抗力の低い病人を相手にする病因フードサービスについて、現場に近い人達がパネリストに出て話す、というのは興味があります。
これ、ぼく多分出ます。

HACCP文書の作成や管理を効率化するシステムのご紹介です

いらん。
だってあんたら、ついこないだまで「HACCP?ナニソレ?」だったでしょ?
そんな連中の商品紹介を聞くほどヒマじゃないっす。
そんなのは街頭で勝手にやってくれ。

カット野菜の微生物コントロールと製造のポイント

これ、個人的に見たいです。
まず、テーマがふわっとしてなくて、しっかり具体的なのも好感が持てます。
(ほんとこれ、「セミナーあるある」。他のセミナータイトル見てくださいよ、で?ってなりません?逆にセンスねーなーって思いません?)
あと、経験も豊富なキューピー本部品管が、つまりは一流中の一流が、プロ中のプロが生野菜の微生物語る、というのもそそられる。
これは、この日一番の楽しみですね。

教えて虫博士!AI・IoT技術を活用したこれからの防虫管理

いらんなあ。
だって、AIを活用した自動モニタリング、管理基準値を逸脱した場合のリアルタイム対応、とかそんな内容でしょ?
知ってるけど、でも商売上、ちょっと覗いておこうか感は、ちょっとある。
で、覗いたらやっぱりそれ「知ってた」になるやつ。で、それ確認しに一応出るやつ。

一般的にどうか、ですか?
まあ…出なくて全くいいと思いますね。(笑)
帰り際に「へえ…さ、帰ろか」と思いたい人だけどうぞ。

食品産業におけるロボット導入の基礎

そして最終日、10月9日。
まずは午前のセミナーから。

これは畑が違うので、ぼくには評価出来ません。
が、そういうのを基礎話として聞くのはアリかなと、個人的には思いますけどね。
これ、時間あったら出ようかな…。

加工食品卸売業に向けたHACCPの考え方を取り入れた衛生管理の手引書について

タイトル長ぇ!
要は、冷凍食品のHACCPのカナメである温度管理の話を、業界団体のえらい人がする、とそういうことか?
初っ端から眠くなりそうだなおい。

ニチレイフーズのAIを活用した検査選別工程の自動化

ていうか三日目は、各業界の細かい話が多いですね。
これもそう。
でも、そういうのも結構いいと思います。
少なくともお偉い役人の挨拶や、現場から遠ざかった経営者のふわっとしたさしあたりのない話聞くよりはるかに勉強になる。
なので三日目のここらへんは、各自の好みや興味によって選ぶといいのでしょう。
ぼく自身は、ちょっとこれ見たいかな。
具体的な企業の取り組みというのは、結構勉強になりますからね。

なんか三日目の講習をポツポツと興味そそられるの選ぶのが一番よさげだな…。

まとめ

今回は、10月開催の「フードセーフティジャパン2020」についてお話いたしました。
久しぶりの大型展示会、それも食品衛生関連ということで、ぼく自身も楽しみです。

なお展示物やセミナーの感想などについては、後日またお話したいと思います。

それじゃ皆様、会場で!

以上、このように、このブログでは食品衛生の最新情報や知識は勿論、その世界で長年生きてきた身だから知っている業界の裏側についてもお話しています。
明日のこの国の食品衛生のために、この身が少しでも役に立てれば幸いです。

 

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