突然ですが、ここで!
「防虫対策の極意」の更なる奥義、いわばネクスト奥義を、教えましょう。
これを知るだけで、工場や厨房の防虫対策の精度が激烈にランクアップします。
どうしてか。
一言で言うなら、焦点が一気にもう一弾ぐっと絞り込まれるからです。
おっと、詳しくはこれから今回、そして次回と、二部構成でお話させていただきます。
(今回はその前編となります)

改めまして、皆様こんにちは。
高薙食品衛生コンサルティング事務所です。
ここだけしか聞くことの出来ない神髄中の神髄、
「プロが本気で教える衛生管理」を、毎日皆様にお教えしています。

防虫対策の更なる奥義、「飛んでくる虫・歩いてくる虫」

(こちらは二部構成の「前編」になりますので、もし「後編」から来られた方は、まずはこちらを最初に読んでください。)

ちょっと、今回はぼく、少しばかり力んでいます。
実は、何回か下書きを書き直しているくらいです。
というのも、「防虫対策の極意」の更にもう一歩を進めよう、としているからです。

 

前にお伝えしたこの「防虫対策の極意」というのは、はっきり言ってこの世界に20年以上生きる身としての「結晶」といってもいいでしょう。
まずはこれを知っていないとろくに戦えない、という基礎中の基礎のロジックにして、しかしその一方で、同時にこれこそが対策の要訣であり、それを実は知り、そして突き詰めることが最強なのだ、という「必殺技」なのです。

いわく、「本質」にして、「真髄」。
防虫対策において欠かせない、「公式」。「ロジック」。「万能解」。「鋼鉄の掟」。
それが、この「防虫対策の極意」です。

で。
今回は、さらにそこからもう一歩踏み込みます。
それがこの「飛んでくる虫・歩いてくる虫」です。
これもまたそこに続く、防虫対策における「公式」であり、「ロジック」であり、「万能解」なのです。

飛翔性昆虫と歩行性昆虫

今回はもう、前置きなく結論から、ズバっと行きましょう。
はい、これが「防虫対策のネクスト奥義」です。
つまりは、次なる防虫対策の公式であり、ロジックであり、万能解です。

工場や店舗に入ってくる虫について、プロの防虫管理屋は、これらを大きく二つに分けて考えます。
それは、虫が「飛んで入ってくるのか」「歩いて入ってくるのか」ということです。

これを防虫管理の世界ではそれぞれ「飛翔性昆虫」・「歩行性昆虫」と呼んで、各々を区分して捉えます。

外部侵入要因昆虫の分け方
  • 飛翔性昆虫 →飛んでくる虫
  • 歩行性昆虫 →歩いてくる虫

 

これ、話としてはそんな難しいものではありません。
工場や厨房に、どうやって虫は入ってくるの?という、ただそれだけの話です。

「飛翔性昆虫」とは、その名の通り、主に工場や厨房の中に飛んで移動し、入ってきた虫のことです。
「歩行性昆虫」とは、その名の通り、主に歩いて移動し、入ってきた虫のことです。

ね、これ自体は、そんな複雑な話じゃないですよね。
ところが、こういうものの見方、考え方や捉え方が自ずと出来るのと出来ないのが、プロの目線との差なのです。

では、どうしてこのような考え方をする必要があるのでしょうか。

虫はそこに飛んでくるのか、歩いてくるのか

そもそもですが、昆虫には、飛んで移動するものと歩いて移動するものの、二種類があります。
(まあ水中を泳いで移動するものもありますが、これは水の中でしか生きられないのでここでは除外することにします)

それらの(地上で活動する虫の)うち、飛ぶ能力メインのものを「飛翔性昆虫」とし、歩く能力メインのものを「歩行性昆虫」とします。
これが、「飛んでくる虫」である「飛翔性昆虫」と、「歩いてくる虫」である「歩行性昆虫」です。

勿論、これらは完全にきれいにパカッと二部されるわけではありません。
飛翔性昆虫の中だって別に歩く能力が全くないものばかりではありませんし、わかりやすく例えばカブトムシなどのように歩行性昆虫ではあるものの飛ぶ能力があるものだって存在します。
また、通常は歩行性昆虫であるアリが、巣立ちの時のみ羽が生えて飛行能力を備えることで、「飛翔性昆虫」となるものもあります。
これらの能力の、主にどちらを使って工場や店舗に侵入するのか。これだけが、その区分の基準です。

なので、これは別に昆虫生物学などの学術上の区分ではありません。
あくまで食品衛生における防虫管理という世界において、このように区分するととらえやすい、というだけの話です。

なぜ飛翔性・歩行性という区分をするのか

飛んでくる虫のことを、飛翔性昆虫という。
歩いてくる虫のことを、歩行性昆虫という。
まあ、ここまでは割と判りやすい話です。

では、どうしてこんな「飛翔性昆虫」「歩行性昆虫」といった、学術上にはない虫の能力上の区分をする必要があるのでしょうか。

実はそこそこPCO、防虫管理の知識を持っている方になると、この「飛翔性昆虫」「歩行性昆虫」という呼称は、割と聞き覚えのあるものとなります。
ですが、ではそれをどうして行うのか、というと言葉が出てこなくなる人が多いです。
専門業者ですら、あやしいものです。というか、ほとんで出てこないものです。
何故なら、そこまで突き詰めて考えている虫屋が、いないからです。
どうしているかといえば、みんな99.9%が、そういうものだと漠然に捉えているのです。

では、なぜ飛翔性・歩行性という区分をするのか。
それは、虫が外から工場や厨房の中に入ってくる、つまりは昆虫の「外部侵入」という現象を考えたとき、「どこからどう入ってくるか」がそれによって大きく異なってくるからです。

それぞれの虫の移動能力、手段は、この「どこからどう入ってくるか」を大きく左右します。
虫を入れないようにするためには、その「どこからどう入ってくるか」、つまりは「侵入要因」を的確に特定することが必要です。
その際に、虫が「飛んでくる」のか、それとも「歩いてくる」のかでは、話が大きく変わってしまいますよね?
だって、侵入経路、侵入要因が変わってくるのですから。

つまり。
「飛翔性昆虫」と「歩行性昆虫」では、「外部侵入」というすべき問題の要因についての対策が変わってくる、ということです。
すべき対策を行われないと、目的は果たされません。
つまり、対策の効果が出ません。

ものっそい判りやすい例を出すなら、窓から入ってきている「飛翔性昆虫」に対し、ドア下の隙間対策みたいな「歩行性昆虫」の対策を行っても、効果はあまり出ないでしょう。
逆もまた然りで、床面のクラックなどから入ってきている「歩行性昆虫」に対し、いくら「飛翔性昆虫」の侵入経路であるような壁面の隙間を埋めたって、効果はそうそうでないはずです。

そりゃそうだろ、当たり前だ。そう思うかもしれませんね。
だって、これってこの話だけを聞けば、別に疑うところがないからです。
ですが、だったらこれはどうか。

ある虫が工場で捕まった、とします。
こんな虫がいたよ、と現場従事者から報告があがったとします。
では、あなたはこの虫を見て、それが飛翔性昆虫なのかそれとも歩行性昆虫なのか、つまり飛んできたのか、歩いてきたのか判りますか?
即座に判断出来ますか?
もしそれが判らないと、「そりゃそうだろう」といった、窓から入ってきている飛翔性昆虫に対し、ドア下の隙間対策みたいな歩行性昆虫対策をすることになりかねません。
そう、
これって口で言うほど簡単じゃないし、実は結構奥深いんですよ。

そして。
実は、多くの虫の問題においては、このようにある虫を見て、それがどちらかを見分け、それに対する対策を行っていく、というケースがほとんどになるのです。

ある何ならかの虫がつかまった。
これはなんですか、どんな問題があるのですか、と問われる。
ああ、これは飛んで入ってきた飛翔性昆虫だから、ここらへんから入ってきそうだな。
こいつは歩いて入ってきた歩行性昆虫だから、恐らくはこうやって入ってきたんだろう。
こうやって、「飛翔性昆虫」「歩行性昆虫」を区分けして、最初に目星をつけられる、しかもかなり高い精度で見当をつけられるのが、防虫対策のプロというものです。
ぼくくらいになると、虫一つでスカウター、いやターミネーターの目のアレみたいに、ぴぴぴっと瞬で働きますよ。
このレベルの高さが、プロというものです。

防虫対策の極意の、更なる奥義

冒頭から話しているように、この「飛翔性昆虫」「歩行性昆虫」という区分は、「防虫対策の極意」をさらに一歩突き詰めたものとなります。

言うなれば、
るろ剣で言う、「二重の極み」に対する「三重の極み」。
ドラゴンボールならば、サイヤ人からの「スーパーサイヤ人」です。

 

どういうことなのか。
ここでもう一度、「虫の区分」ということを考えてみましょう。
そう、「防虫対策の極意」その1、です。

なお、より具体的でわかりやすい話は、ここに完全に書いてありますのでこれを読んでください。
これこそが、マジで防虫対策の真髄です。

 

さて。
まあこれもスタートは同じ。
もし、工場や厨房の中で虫が1匹もし仮にいたとします。
これをまず最初にどう捉えるか、という話から始めましょう。
この虫はどこから来たものなのでしょうか。
そう考えると、ルートは二つしか存在しません。

一つは、工場や厨房の「外」から入ってきた、「外部侵入」なのか。
それとも中で発生して生まれた、生まれも育ちも「内」の「内部発生」なのか。
これをまずはよく考えて分けることです。

つまりこのことは、「虫がそこにいる」というそのことの「要因」を分けろ、ということです。

何故、虫がそこに存在しているのか。
この「虫が今ここにいるという問題」に対して、それが「外」の要因で起きているのか、それとも「内」の要因で起きているのかを分けろ、ということです。
これをそれぞれ「外部侵入要因昆虫」、「内部発生要因昆虫」と言います。

なぜ、最初に「要因」で分けるのでしょう。
それは「防虫対策」、つまり「虫」という問題の要因に対しての「対策」そのものが、大きく食い違ってくるからです。

まず原則として、「外部侵入要因昆虫」には外の対策を、「内部発生要因昆虫」には内の対策をしないと意味がありません。
例えば、「外部侵入」の虫がいたのに、「内部発生」対策である工場や厨房の中を一生懸命に掃除したって、意味がないです。
その場合は、「外部侵入要因」である入ってきている場所、例えば隙間や破損部を埋めなければいけない。
一方で、「内部発生」の虫に対して、「外部侵入」対策としてのドアやシャッターを一生懸命に締めたところで、その「内部発生要因」をなんとかしないと意味がなくなります。

問題には必ず、どうしてそれが起こったか、その「要因」があるものです。
対策とは、その「要因」に対して行ってこそ、初めて効果がある。
「要因」が違っていては、「対策」の効果は限定的です。

例えば。
毎日毎日コッテリラーメンばかり食べているせいで太っている人が、いくら運動をしても余りダイエット効果がないですよね。
それはどうしてですか?
原因は食べ過ぎにあるからでしょ?
食べ過ぎという「要因」を「対策」していないからではないですか?

このように、ある「問題」については、その問題を引き起こしている「要因」についての対策を行わないと効果がありません。
なぜなら「対策」とは、ある何らかの「要因」について行われるものだからです。
これらがしっかり結ばないと、効果がない。
あったとしても、あまり効果的ではない。
それは「要因」か「対策」のどちらかがズレているからです。

防虫対策だって同じなんです。
「虫」の生息を「防ぐ」ための「対策」ですから、当然「要因」に対して行うべきなのです。
そしてその「要因」を、「外」と「内」に分けるのです。

と、ここまでが「防虫対策の極意その1」です。
では、この「飛翔性昆虫」「歩行性昆虫」はこれに対し、どのように関わるのでしょうか。

飛翔性・歩行性とは、外部侵入の具体要因である

ここまで書けば、そろそろおわかりでしょう。
そう、「飛翔性昆虫」「歩行性昆虫」とは、「どのように外部侵入したのか」というその具体的な要因なのです。

この虫は、外部から侵入してきた。
では、どうやって入ってきたのか。
飛んで入ってきたのか。それとも歩いて入ってきたのか。
それがこの「飛翔性昆虫」と「歩行性昆虫」なのです。

 

前項で、「外部侵入要因昆虫」と「内部発生要因昆虫」とではすべき対策が違う、だから分けるのだ、とお話しました。
もう一度、言います。

例えば、「外部侵入要因昆虫」に対して、工場や厨房の掃除といった「内部発生対策」をしたって、それほど効果が期待できない。
だって「入ってくる要因の虫」なんだから、「入ってくる要因」について対策しなくちゃいけない。

で。
それではその虫が入ってくる要因ってなんだ、というときに。
そいつは「飛んで入ってきているのか」、それとも「歩いて入ってきているのか」、と分けられる、というわけです。

つまりまとめると、この「飛翔性昆虫」「歩行性昆虫」という考え方は、「外部侵入要因昆虫」として分けられたさらにその先で、その要因についてより正確に区分するためのものである、ということです。

この虫は、「外部侵入要因昆虫」で、しかも「飛翔性昆虫」である。
そうなると、虫が飛んで入ってくるということに対する要因がどこかにある、ということになります。
わかりやすく例えるなら、工場や厨房の照明が、夜にこうこうとついていて、それで虫を誘引しており、そして窓が開いていた。
こうすると飛翔性昆虫が飛んで入ってきます。

或いは、この虫は、「外部侵入要因昆虫」で、しかも「歩行性昆虫」である。
そうなると、虫が歩いて入ってくるということに対する要因がどこかにある、ということになります。
これまたわかりやすく例えるなら、工場や厨房の扉の下に隙間があった。
そこで、歩行性昆虫が歩いて入ってきた。

これらは、そこにいた虫が「飛翔性昆虫」なのか、それとも「歩行性昆虫」なのか。
それを区分することによって、要因を見つけることが出来ます。
少なくとも、その「あたり」を付けることで、要因の手がかりとなることでしょう。

まとめ

今回は、「飛翔性昆虫」「歩行性昆虫」という二つの区分方法についてのお話をしました。
そしてこれは非常に重要な、いわば「防虫対策の極意」のさらなる奥義といえるものです。

外部侵入要因昆虫の分け方
  • 飛翔性昆虫 →飛んでくる虫
  • 歩行性昆虫 →歩いてくる虫

 

いやこれ、マジで重要なスーパーサイヤ人なみの「奥義」なんです。

なぜか。
工場や店舗にいる、そのほとんどの虫が「外部侵入要因昆虫」だからです。
そして、たとえ内部発生要因昆虫だとしても、最初に一度入ってこないと、つまり「外部侵入」をしないとそこに定着できないからです。

あ。
ぼくこれ、前半最後にきてめっちゃ重要なこと、言うとりますよ!

そうなんです、
外からそもそもどうやって入ってきたのか。
これを突き詰めれば、「内部発生」だって抑えられる、ということです。
だって、虫だってなにもない空間からは生まれません。
何かしら、一度はどこかから入ってくるわけです。
それはどうやって入ってきたのか。
それを捉えようとするのが、この「飛翔性昆虫」か「歩行性昆虫」か、という区分なのです。

 

ちょっとこれ、かなり重要なので次回、もう少し詳しく説明いたしましょう。

さあ、これらを踏まえて、後編ではより具体的にどんなものがあって、どんなことが考えられるのか、「飛翔性昆虫」と「歩行性昆虫」というものに迫っていきましょう。

そして、今から言います。断言します。
実はもう下書きを終えているのですが、次回、ヤバイっすこれマジで。

ズバリ、
次回、神回が爆誕降臨します。

是非、見逃さないように!

以上、このように、このブログでは食品衛生の最新情報や知識は勿論、その世界で長年生きてきた身だから知っている業界の裏側についてもお話しています。
明日のこの国の食品衛生のために、この身が少しでも役に立てれば幸いです。

 

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