最新の食品業界ニュースからピックアップし、食品衛生管理のプロの目線からコメントさせていただきます。
今回の話題は、このところ高まっていると言われている(らしい)HACCP関連株について、どのようなビジネスモデルを行っているかを、衛生管理屋の目線で各社探っていきたいと思います。

それと、最後に「意外な結論」に向かいます。
なんだってー!?

はい、
改めまして、皆様こんにちは。
キバヤシではなく、高薙食品衛生コンサルティング事務所です。
ここだけしか聞くことの出来ない神髄中の神髄、
「プロが本気で教える衛生管理」を、毎日皆様にお教えしています。

なお、今回のニュースはこちらになります。

本日の時事食品ニュース

 

最近高まっているHACCP関連株!?

先週、このようなニュースを、ふと目にしました。
どうやら、この6月の改正食品衛生法の施行にあたり、HACCP関連株が高まっている、ということ。
しかもそれを新型コロナウイルス騒動が後押ししている、というのです。
要するに、改正食品衛生法とコロナによって、HACCP関連ビジネスへの注目が高まっている、という話です。
はあ、そうっすかー…。(眉唾)

以下ニュースを引用します。

 

新型コロナ感染防止ニーズに伴う「食の安全」への関心、訪れた新たな評価ステージ

今年6月、改正食品衛生法が施行された。18年6月に成立した際には15年ぶりの大改正となったことで話題を呼んだ改正法だが、その後、注目されることは少なかった。
それが施行とともにここ最近、注目されている。
背景にあるのは、新型コロナウイルスの感染拡大だ

 

まあ…あれっすね、
正直、かなーり薄っぺらな記事ではありますね、うん。

関連株がどんな状況か、その話はぼくは知りませんし、コロナがそこに関わっているという株屋の説明が正しいのか間違ってるのか適当なのかも、ぼくには判りません。
そのかわり、これらの関連株の企業が扱っているサービスや商品がどんなものか、それには想像がつきます。
そしてこの記事で扱っている幾つかのものがHACCP関連商品でも何でもないことも、食品衛生の専門家であるぼくは、事実として判ります。

大体、半分は違ってます。ただの食品衛生に対するサービスだったり商品ばかりです。
HACCP株?うん、全然、違う。

あ、ちなみに。
ごめんなさいね、皆さん。
はっきり言ってこの記事自体は、ただの「話のきっかけ」に過ぎませんので、別にリンク先は全然読まなくていいです。
ぶっちゃけた話、食品衛生を何も知らんライターが数分ネットで調べたものを貼り付けただけのものであり、記事そのものは大したこと書いてもいません。
なので、読む価値はクソほどないですし、リンク先に向かうだけ時間とパソコンの電力のムダです。
その時間をさや姉の画像とか眺めていたほうが、数兆倍は有益です。

え、辛辣ですか?
うん、今日は敢えて、かなり激辛モードで行かせてもらいます。
なぜなら、こっちの土俵に踏み込んでくるというからには、こっちも当然真剣に構えざるをえないからです。
あと、メタリカTさや姉が神かわいいからです。
(AND JUSTICE FOR ALL!)

HACCPビジネスにクソが多い問題

冒頭から言っておきましょう。
上にも書いたように、申し訳ないですが、今回はかーなーりー、辛口です。
というか、辛口にね、ならざるを得ない。
だって、こっちの土俵を踏んでくるというなら、そりゃあ相応に真剣に対応させて頂く、というものですよ。こちらのプロとしては。
なので、少しシビアに、ちょっと尖り目に、以下、話していこうかと思ってます。

ということで、改めまして。
改正食品衛生法がいよいよ先月6月に施行され、んでHACCP制度化がいよいよ始まって、でそのタイミングで「いやマジでそろそろHACCPやらんとあかんなあ…」と、どこの食品工場や飲食店もがこのコロナ下でガチ化(してるけどなんか進んでいない)のがこのHACCPというわけです。

あ、HACCPが判らないという人は、過去記事を参考にしてみてください。
すげー乱暴ですが、簡単に説明してあります。

 

で、そんなHACCPへの「どげんとせんと」に対するビジネスチャンスを求めて、「HACCPビジネス」機運がやたらと高まっている昨今。
結果、食や衛生にほんの少しでもまつわる、微妙にカスっているような関連業種、企業、或いは使えそうな技術を持っている企業は、どこもそれにかこつけて「HACCP」に絡めて様々なビジネスモデルをひり出そうとやっきになっている、というのが実情です。

例えば、清掃用具の色を赤や青にして、「はい、HACCP対応」。
例えば、手洗いグッズをちょっと改良しただけで、「はい、HACCP対応」。
マジで、こんなんばっか。
それ、HACCP対応してねーから。
ただの衛生関連グッズでしかねーからそれ。

そして今や。
様々な商材や機器が、やれHACCP対応商品だと打ち出しています。
それただの衛生関連資材でしょ、それのどこがHACCPだよ、というようなこじつけがまかり通ってます。
まさに「HACCPの叩き売り」
こんなの、ただの「HACCP便乗ツール」です。

しかもこれ、大手企業もまた然りなのです。
例えば、やれ「IoT」なんていっぱしの名でくくっていますが、要はただの「記録ツール」。
こんなのが、本当に多い。

大体、温度の自動記録ツールなんてものは、20年以上も前から世に出ています。
細かいことはぼくは判らないけれど、でも恐らくそんな難しい話じゃない。
それと何が違うんでしょうか。
衛生管理の専門家、食品安全のプロのぼくが、よく判らない。よく伝わらない。
そんなものがお客さんに刺さると、まさか思ってますかね?

例えば、
温度を記録しクラウドで保管します。
うん、
で、それがどうした?だから?
あんたらはそれで食の安全安心、食品の衛生管理をどうしたいんだ、と。
それがその商品、ビジネスモデルからは全く見えない。こんなのが多いんです。
一言で言えば、「商品から食品衛生に対するビジョンが伝わらない、ていうかそもそも、ない」、これです。
「流通HACCPなんて低温管理でしょ」という短絡さが作ったものが、クソみたいに湧いて出てる。

これです。

恐らくですが、彼らはそのビジョン自体がないんです。見えないんですよ、見ようとすらしていない。何なら見なくてもいいとか思ってる。
HACCPってこんなものね、ふんふん、で衛生管理の知識もクソもない素人が作っているから、見えるわけがない。
ちげーよと。

大体、「HACCPは記録だ」という考えがそもそも間違っている。
完全に、お門違い。
売り方の軸がね、もう最初から狂ってるんですよ。
顧客を見ていない、自分のカードしか見ていない。

おっと、ここで防衛一言。
予め言っておきますが、ここまでぼく、disってないですよ
寧ろ、プロがメチャクチャヒントを与えてるんですよ?

いや、「記録」は大事なんです。
でも何のために「記録するのか」なんです。
それが見えない、それを踏まえてない提案が、余りに多すぎる。

んじゃ、言いましょう。「記録」目的のHACCPアイテムは何が悪いのか。
それは、「手段の目的化」商品だからです。
何のために記録するのか。それも考えず、技術だけでビジネスを作ろうとしているから、本質を捉えないようなものが出来る。
食品衛生の現場をなめんなよ、と言いたい。
そんな、どこを見ているか判らない商品が多すぎるですよ。

これね、ソフトウェアも全く同じ話です。
例えば、行政書士など食品衛生に欠片の知識も経験もない者達が、この機会にと次々にHACCPコンサルを名乗りあげる始末。
こういう人達にお金払って形だけのHACCP構築をして一体何の意味があるのか、ぼくには全く理解が出来ません。

「HACCPやりました」、これがその商品の目的です。
もうね、アホかと。
そんな最初っから形骸化したもの、やる意味、あります?
何のためにHACCPをやるのですか?
もしかして、保健所に認められるため、書類を作るため、だとか思ってます?
製造、調理した食品、製品の安全のための体制整備、「仕組みづくり」じゃないのですか?
大体、紙でこしらえたHACCPによる食品衛生のハリボテは、たかがイレギュラーなちょっとした風で吹き飛ぶワラの家のような代物です。
具体的に言えば、異物混入や食中毒といった事故を防ぐ力がありません。
これはもう、完全に本末転倒というやつです。

基礎も知らないでこんなものを進めようとしている連中は、現場も食品も何も知らない、ド以下のクソ素人ですね。

おっと、ついこの業界の実情を憂いて感情的になってしまいました。
まあ、それは置いておくとしても。
確かに展示会などに行くと、どこもかしこもHACCP対応、HACCP対応。
去年の展示会なんかもね、企業ブースについては正直言うと半ば頭抱えながらまわってました。
このように、いやそれ違くねーか?無理ねーか?と言いたくなるほど、それが横行しています。

やー、ほんとね、
昔に比べて、本当に増え過ぎだろHACCPビジネス問題。

各社のHACCPビジネスモデルを見ていこう

ではどのようなHACCPビジネスがあるのか、どのように増え、どんなかたちで広がったのでしょうか。

冒頭の記事に出ているビジネスモデルを中心に少しばかりピックアップし、良し悪し含めて色々と見ていくとしましょう。

ニイタカの「NICE SYSTEM」

関連銘柄としてまず記事に挙げられている、業務用洗剤大手の「ニイタカ」さん。
こちらのHACCPビジネス商品は、「NICE SYSTEM」というもの。

 

 

これはソフトウェア、ある種のコンサルビジネスモデルですね。
大手らしくしっかり練られた、いわゆるCAPDでのシステム構築です。
つまり「管理システム」という「PDCA」を作り上げるにあたり、まずは「C」の「診断」からはじめ、「初期改善」という「A」を行うとともに、必要な「計画」(P)を作り、実際に行い(D)、モニタリング(C)していく…。
こうしたC→A→P→D→C…と、Cから始めていくPDCAの取り組みのことを、「CAPD」といいます。

随分と前にうちでも書いてますが、防虫管理にせよ衛生管理にせよ、初めての取り組みをするには、このCAPDの考え方に沿ったほうが初期導入しやすいのです。
これは正解。

 

 

その意味では、ある程度考えられたそれなりに意味のあるビジネスモデルだな、とぼくは思います。

でも一つだけ、注意が必要。
これ、洗剤屋さんが作ってるだけあって、清掃・洗浄メインなんですよね。
要するに、「清掃に対するコンサルサービス」です。
HACCPなどの「マネジメントシステム構築」ではありません。

HACCPで一番重要なのは、その多くが加熱冷却工程です。
しかし清掃・洗浄というのは、HACCPではなく、「PP」、つまり「一般的衛生管理」の分野です。
このシステムで、まあ衛生的な状況を作りあげることは出来るでしょうが、でもこれがHACCPだ、というと全く違います。

勿論そんなことは彼らも十二分に理解されており、「我々は基礎作りをお手伝いしますよ」とハッキリうたっている。そこに間違いは全くない。
間違っているのは、これをHACCP関連株だとしている株屋の素人ぶりです。
まあ、素人の認識なんて、所詮この程度です。記事のクソさが伝わる話です。

それはさておき、これはこれでしっかりとニーズのあるものだと思いますね。
自分の得意分野に特化し、自分の持ってるノウハウをうまく活用した、かなりいいサービスだとこれを見る限りは思います。
それゆえに、需要もあることでしょう。
実際、サニテーションに悩み抱えている食品工場さんは多いものです。
ぼくも時折相談されますし、関係のあるそうしたメーカーさんと動くときもあるので知っていますが、洗剤屋さんは洗剤屋さんでぼくらには到底ない、洗浄清掃に対する技術と経験と知識があるものです。
その意味でも、この世界は「モチはモチ屋」なので、それに特化したよいサービスだと思います。
これをHACCPビジネスと括ることは出来ませんが、しかし今回の話の中で出している例の中では、ぼくはこのサービスが地に足ついたビジネスとして一番優れていると思う。
何より、お客さんや現場に目を向けているし、それに得意分野だけあってさすがと思わせるものになっていることが容易に想像できるし、故にニーズや可能性があるだろうなと、本気で思います。

ちなみに、このメーカーさんのみならず、大手の洗剤屋さんは最近、製品の販売のみならず、様々なサポートをプランニングしているところが多い。
従事者教育だったり、衛生チェックだったり。
でも正直、そこらについてはぼくらプロからすればまだまだ拙いレベルなことも多いです。それは兼業の弱いところでしょう。

ライオンハイジーンの「はやラクHACCP」

上のに触れて、違う大手企業の例を。
一方、大手洗剤メーカー「ライオンハイジーン」さんは、ソフト屋の「フレクト」さんの支援を受けて、チェーン展開している飲食店用HACCP管理クラウドシステムを開発しました。

 

 

正直、次からのIoTだのよりも、ずっとHACCP、衛生管理システムを構築するのだ、という重要な根幹を捉えてはいると思います。
その意味では、いいと思います。

でもまだちょっと物足りなさがありますよね。
だってどう考えても、画像で爪が伸びてるかを自動チェックとか、そんなことの前にすべきことあるんじゃないですかね。

それに、そもそもライオンハイジーンってのは、「洗剤屋さん」です。
ぼくもかつて大手PCOにいた時分には大手洗剤屋さんと色々おつきあいありましたが、「洗浄する」という話においての彼らの技術力、開発力、知識情報は確かに凄いです。
ぼく自身、色々と教わりました。
なんでそれを使わないかなあ。
彼らの一番の武器、画像で自分で言ってる「長年培った知識と経験のノウハウ」って、だってどう考えたってそこなんですよ?

つまりこの「ライオンハイジーン」さんは、言ってみれば先のニイタカさん同様に「PP屋」なんですよ。
本職が、土台屋なんです。それで培ってきた。
長年培ってきたのは、もっと泥っぽいそっちなんです。HACCPという「マネジメントシステム」じゃない。
それが、その手を伏せてシステム商品で勝負しているのがこれだということです。

そりゃ大手さまですから、そういう部署もあるでしょうし、そういう人も育成しているんでしょう。
でもね、出るもんですよ?
いくらコマーシャルを洗練させたって、商品には色々とそうしたものが。

なのでこれは余計なお世話かもしれませんが、正直、「土台屋」として一般的衛生管理の「清掃・洗浄」に特化したほうが絶対いいサービスが出来るような気がしますけどねえ。

IIJの「LoRaWANソリューションfor HACCP温度管理」

次は、「インターネットイニシアティブ」さん。
先の記事で、HACCP関連株として紹介されていました。
こちらはつい先日、冷蔵、冷凍庫や倉庫内の温度を自動監視・管理するIoTソリューション、「LoRaWANソリューション for HACCP温度管理」を発売することを発表したばかりです。

 

なんだか横文字ばかりで分かりづらいですが、要するにこりゃ流通における温度記録の話ですね。
自動で冷蔵、冷凍庫の温度記録を取りますよ、というわけです。
別に何というものでもなく、昔から類似のものがよくある商品ですが、このタイミングでHACCPビジネスに乗っかってきたのでしょう。
商品として別にいいのか悪いのかは知りませんが、最近はこういうHACCPを取って付けたようなものが増えているよね、という一例です。

え、個人的にどう思うか、ですか?
正直、6文字で答えるなら、「コレジャナイ」。
だいたい、これを使うメリットが全然見いだせないし、というかぶっちゃけちゃうと、流通という現場を判ってねーだろ臭がプンプンしますね。
(あとHACCPってなんだと思ってますか?とかも聞きたいけれど、キリがないな)

農業分野で培ってきた技術を云々?
いや…ぼくは細かいことはよくそっちは判らないのですけど、それ…食品衛生と関係ないよね。
そんなんどうでもいいから、もっと食の現場をちゃんと見ましょうよ。

UPRの「HACCPパッケージ」

パレットなどの物流機器レンタルからビジネスを拡大しているUPRさん。
ここからは「HACCPパッケージ」というIoTツールを出しています。

 

 

うん、これも上と同じ。
温度管理の自動化、記録化、以上。
「HACCPってこんなものか」となぞっただけの、「手段の目的化」商品。

先のもですが、これらはもっと「何でHACCP」を行うのか、その目的にしっかりとコミットすべきだと思います。
何で温度を「記録」するんですか?
温度だけ取ってればHACCPですか?
「管理」ってそこですか?「仕組みづくり」ってそこですか?
IoTをするなら、そういう「仕組みづくり」をデジタルに盛り込んでいかないと意味なくないですか?
そこに、多分これらのビジネスモデルの先があるはずです。

モニタリングを自動化、クラウド化するサービスって、そのツールの「目的」はモニタリングです。
でも、食の現場が本質的に求めているのは「モニタリング」をすることではないですよね。
それってただの「手間省き」で、「衛生管理の本質」じゃなくないすか?
いや、温度管理は重要だ、うん知ってる、少なくともともぼかあプロなので昨日今日に首突っ込んできた君の数兆倍は、知ってる。
でも、ならばこそ、そこにもっと違うサービスできそうじゃないですか?

レンジャーシステムズの「BLEビーコン温度センサー」

これもIoTデバイスの開発会社、「レンジャーシステムズ」さんの商品で、今年5月にリリースとか。

 

 

うん、同じ。
なんでこうかな?
余り語ることすら、ありません。

サトーとイオンリテールの「HACCP CLOUD」

そもそもですが、IoTを活用するというなら、何が必要で何に困っていて、何をすればいいのかを、しっかり「現場」をまじまじ見なくちゃいけないんですよ。

その点、こっちはもう少しだけ、ワンランク上を見ています。
サトーホールディングス傘下のサトーさんは、現場であるイオンリテールさんと共同開発したIoTクラウドシステム「HACCP CLOUD」。
一見大差なく似たように見えるけれど、でもHACCPを商品に取り入れていく上で何が現場として必要かを捉えて、それを踏まえたクラウドシステムを作ろうとしている。
さすが、流通の現場に落とし込むことを最初から意識して作られているので、自分達が何をすべきか、どう向かうべきかが明確です。

 

 

それに、この記事で担当者さんが言っているけれど、これはちょっと他よかいいこと言ってます。

「重要なのは、記録を残すことではなく、現場で問題が起きた時にリアルタイムに対応することだ。」

そう、そのためのモニタリングであり、記録というのはそのための「手段」なんです。
だからそのための「仕組みづくり」を行うことが重要です。
その意味で、このサービスは(まあ、いま二つくらいまだ足りてない感がありますがそれでも)もう一歩踏み込んでいる感がしますね。
とりあえずのところ、上のよかいいところちゃんと見ています。さすがです。

パナソニック産業システムズの「S-cubo Fs」

6月から始まった、新たなサービスのようです。

これもチェーン店の飲食店に向けたサービスのようですが、ちょっとよく内容が判りません。
いいのか悪いかも、これだけでは判定しかねます。

アドバンスト・メディアの「食品衛生記録用ハンズフリー対話入力アプリ」

こんなのもあります。
今年2月にカスタマープレビュー版をリリースした、アドバンスト・メディアの「食品衛生記録用ハンズフリー対話入力アプリ」。

 

何でも、音声だけでモニタリングの記録が出来る、というものの様子。
アプリをインストールしたiOS端末とバッジ型ウェアラブルマイク端末「AmiVoice Front WT01」を併用する事で、作業中も手を止める事なく音声対話によるモニタリング記録が可能、とのこと。

アプリでToDoをチェックしていくのかな。
まあ…ふーん、て感じですね。

まとめと、意外な結論

以上、このところHACCP関連の商品を発表した企業のHACCPビジネスモデルを見てみました。
結構そこそこな名だたる企業さんの名前が出てきましたね。

いいですか、もっかい言いますよ。
そこそこ名だたる企業さんが、新たなビジネスとして大きな資金と人材をかけて、新商品を生み出してきましたね。
「IoT」とか、ぼく正直よく判らないけれど、頭のいい人達が集まって汗水たらし、高度な技術を駆使し、商品開発してきたのでしょう。
それくらいは想像つきます。

では、そろそろ最後に意外な結論を。

えーとですね、
今回書き終わって、でそれこそ色々な大手企業による新たなビジネスモデルを見て、ぼくが一つ改めて判ったこと。
それは、
「HACCPビジネスというのは、やっぱりHACCPをやることじゃなかったんだ!」
という、意外なことでした。

だってこれ、どこもHACCPやってないよね!?

え、危害分析は?重要管理点は?
え、12手順7原則とか出てきた?
え、HACCPってまず土台の「PP」(一般的衛生管理)をしっかり作り込んだ上で、システム構築していくものじゃなかったの?
え、それやらないで、唐突に何やんの?
いきなり「温度管理センサーがHACCPです」って、どういうこと!?
意識高い系IT企業なのに、PDCAのシステム構築しねーんだ!と。

すげえ、あのこれ、いやホントすんげえ「もしかして」なんですけど…

マジみんな、冷蔵温度測るのがHACCPの本質だーとか本気で思ってたりする?

みんな…
HACCP、やらないの?

 

では最後に、今日イチの言葉でシメるとしましょう。
多くのビジネスの気づきの鍵になるかもしれません。

「重要なのは、記録を残すことではなく、現場で問題が起きた時にリアルタイムに対応することだ。」

(最後のつぶやき:
あのさー、確かにそうなんだけどさー、
でもこれ、HACCPの本質じゃないんだよ。
だって、HACCPってのはそもそも「問題に対応する仕組み」じゃなくて「リスクを抑えて未然に防ぐための仕組み」なんだよ…)

 

以上、このように、このブログでは食品衛生の最新情報や知識は勿論、その世界で長年生きてきた身だから知っている業界の裏側についてもお話しています。
明日のこの国の食品衛生のために、この身が少しでも役に立てれば幸いです。

 

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高薙食品衛生コンサルティング事務所にようこそ
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