食品製造業以外でもHACCP認証を取得することができる、ってご存じですか?
今日はそんなちょっと異色なHACCP認証規格、「HACCP International」と、その認証企業である「HACCP International」社についてお話します。

改めまして、皆様こんにちは。
高薙食品衛生コンサルティング事務所です。
ここだけしか聞くことの出来ない神髄中の神髄、
「プロが本気で教える衛生管理」を、毎日皆様にお教えいたします。

 

今日のお話の概要
  • 食品製造業以外でもHACCP認証を取得出来る、「HACCP International」という規格がある
  • 「HACCP International」とは、オーストラリアに本社を置く「HACCP International」社という会社独自の、いわゆる民間認証規格である
  • 「HACCP International」とは、食品以外の製品やサービスである「non-food」に対して、HACCP対応がなされているかを評価、認証する
  • 「HACCP International」の認証基準の特徴は、機器そのものに加え、その機器を取り扱う上で、食品安全に必要な目的を果たせるかという観点からの検証にある

 

 

食品以外でも認証を受けられるHACCPって?

皆さん、HACCPは食品だけのもの、と思っていませんか?

え、食品物流や食品の小売り?
いやいや、そうじゃありません。

食品とは全く違う、製造機器だったり清掃用具だったり包材だったり。
つまり、作っているもの、扱っているものが食品では全くない企業が取得できるかということです。

そう、実は、食品以外でも認証を受けることができるHACCPがあるのです。
それが「HACCP International」です。

「HACCP International」とは

「HACCP International」というのは、一体どんなものでしょうか。
それは、食品工場で使われるような機器、備品、用具、資材などのハードウェア、あるいはその他のサービス、例えば清掃だったりメンテナンスだったりといったソフトウェアなどに対して、HACCPシステムに対応したものであることかどうかを認証する規格です。

これはオーストラリアに本社を置く「HACCP International」社という会社独自の、いわゆる民間認証規格です。
非食品部門、これらの領域を「non-food」とそこでは呼ばれているのですが、その「non-food」において幅広くHACCP認証を与えているのは、この「HACCP International」だけです。

「HACCP International」社とは

この「HACCP International」社というのは、IAF(IAF(International Accreditation Forum, Inc.:「国際認定フォーラム」)の一員であるJAS-ANZに准じた検査機関法人です。

 

この「HACCP International」社、本社はオーストラリアに置かれているのですが、欧州、米国、アジア、そして日本は東京にも拠点があるようです。
そして、この「HACCP International」社に認証が認められると、認定証が発行され、認証した商品や設備などに、このHACCP International認証マークを付けることができます。

「HACCP 製品認証」とはどのようなものか

では、この「HACCP製品認証」とは一体どのようなものなのでしょうか。

「HACCP International」の日本韓国代表である浅井伸宏氏が「月間HACCP」誌において書かれていたことを、以下引用させていただきます。

「HACCP Internationalの認証基準の特徴は、機器そのものに加え、その機器を取り扱う上で、食品安全に必要な目的を果たせるかという観点からの検証であることに特徴があります。」

 

なるほど。
ただし正直言って、ぼくもその具体的な詳細は知りません。
ただ、基準項目としては次のようなものがあるとのことです。

「HACCP International」の基準項目
  1. 材料と仕様
  2. 毒性
  3. 汚染のリスク
  4. 清掃のしやすさ
  5. 取り扱い説明書
  6. エラーの表示、データ管理
  7. パッチおよびプロセス制御
  8. クレーム
  9. 梱包およびラベル表示
  10. 食品安全への貢献

 

 

更には、次のことも評価対象となります。

「HACCP International」の評価対象
  • HACCPと食品安全への理解
  • 食品安全へのトレーニング
  • 書類と報告
  • 現場でのサービス
  • 標準の操作プロセス

 

どんな企業が認証を取得しているのか

日本国内では、業務用の抗菌ラップフィルムメイカーである「日立化成」が、異物混入時に発見のしやすい青色ラップで2018年11月に初めて認証を取得。
その後、不織布ふきんの「クラレクラフレックス」や、スコッチブライトで知られる「3M」、厨房機器の「ホシザキ」、殺虫剤の「バイエル」なども認証を受けており、少しずつ広がりを見せています。
なお最近では昨年11月に、清掃ブラシや防虫ブラシのメイカーである「バーテック」が取得しています。
いずれの企業も食品メーカーではなく、その周辺に関わる製品やサービスを行っている企業ばかりであるのが面白いところです。

まとめ

まだ日本ではマイナーな認証規格「HACCP International」ですが、昨今のHACCP義務化の流れの中、少しずつここ近年広がってきているようです。
今回は、そんな異色な認証規格のご紹介をさせていただきました。

 

以上、このように、このブログでは食品衛生の最新情報や知識は勿論、その世界で長年生きてきた身だから知っている業界の裏側についてもお話しています。
明日のこの国の食品衛生のために、この身が少しでも役に立てれば幸いです。

 

■□貴方の工場・店舗で悩んではいませんか■□
・どうやって防虫管理・衛生管理をすればいいか判らない
・今やっている防虫管理・衛生管理が正しいか判らない
・何か問題が発生したときの対応が判らない
・取引先や保健所の査察が不安だ
・でも余りコストもかけられない
だったら貴方が防虫・衛生管理のプロになればいいのです!

高薙食品衛生コンサルティング事務所にようこそ
  • 私達は、どんな工場、お店の方でも防虫管理・衛生管理のプロレベルに育成することが出来ます。
  • 何故なら、防虫管理・衛生管理のプロとは、基礎知識に加えて「正しい管理の仕組み」を作れる能力を持つ者のことだからです。
    この「管理の仕組み作り」を知るこそが、防虫管理・衛生管理のプロへの道なのです
  • そんな防虫管理・衛生管理のプロを育成し広めることで、日本の「食の安全安心」を、さらにより広く、より高くさせることが私たちの使命だと信じています
  • どうですか?
    そんな防虫管理・衛生管理のプロにあなたもなって、本当の「食の安全安心」を私達と一緒に広げていきませんか?