日々腕を磨いているプロが教える、技あり防虫対策&衛生管理。
「こんな使い方があるのか!」「こうやってやればいいのか!」
そんな「さすが!」と思える「目から鱗」なこれぞプロの技、というテクニックをお教えします。
これを知るだけで、工場内の防虫対策、衛生管理は効果絶大間違いなし!

改めまして、皆様こんにちは。
高薙食品衛生コンサルティング事務所です。
ここだけしか聞くことの出来ない神髄中の神髄、
「プロが本気で教える衛生管理」を、毎日皆様にお教えいたします。

プロ流チャバネゴキブリ駆除方法、教えます

都心部工場の悩みのタネ、チャバネゴキブリ。
このチャバネゴキブリについては、これまで色々と扱ってきました。
まずは基礎知識から始まって…

そして工場での駆除方法、事前準備から…

具体的な駆除方法…。

そして更には効果判定まで、徹底的にお伝えいたしました。

これらをしっかり踏まえれば、およその場合、業者に頼らずチャバネゴキブリの駆除が出来るでしょう。

ではそれらを踏まえて、次にもう一つ。
プロが現場でどんな技を使っているか。
そんなプロならではのテクを、今回はお教えします。
はっきり言ってこんなワザ紹介、他ではまず見ないと思います。

チャバネゴキブリ駆除の必修アイテム、ベイト剤

まず、チャバネゴキブリを駆除するのであれば、ベイト剤。
これに限ります。

しかも昔と違って、今では「楽天」などで普通にプロユースの薬剤や機材、資材が手に入る。
うーん、凄い時代だ!
なので、素人さんでもベイト剤を使うのが一番かと思います。
その理由は、
「ベイト剤での駆除は、薬剤の選択だけが要で、作業自体は(しっかり手順を踏まえれば)プロとアマチュアのスキル差がそれほどまでに生じづらい」からです。

ベイト剤を使わずにゴキブリ駆除を行う、となると、一般的な選択は、

①燻煙剤による駆除
②エアゾール剤と液剤による駆除

のどちらかになるでしょう。

まず、「①燻煙剤による駆除」は、一般の素人さんにはそこそこ便利です。
ですが100を40程度には出来るかも知れませんが、それ以下にするのが難しい。
何故なら、薬剤が一番大事な営巣箇所に到達することが難しいからです。
煙でモクモクにすれば薬剤が到達してくれる、と思いがちですが意外とそうでもないのが現実というもの。
なのでこの燻煙剤、プロからすれば、非常に無駄が多く見られます。
だって一部に生息している虫を殺すのに、全域に薬剤を散布する、というのですから。
しかも全域は「くまなく」ではない。そこそこめに、広く薄く。
だから絶対に全部にまで浸透しない、到達しない、ヌケが、必ず起こる。それが燻煙剤だと思ってください。
そしてもう一つ。残効性が少ない燻煙剤は、その場にいたものは殺せますが、その場にいないもの、例えば卵には全く効きません。
だから再発がしやすいのが、燻煙剤最大のデメリット。

「②エアゾール剤と液剤での駆除」は、薬剤の選択や入手、手法などでアマチュアには敷居が高い。
彼等が道具や薬剤を持ってすぐに効果の出せる駆除施工が出来るわけではないでしょう。
やはりそれ相応のプロからの指導と経験が必要です。

それに対してベイト剤での駆除は、「ベイト剤を如何にゴキブリの巣の近くに置くか」が重要であり、それ以外はそれほどまでに大きな差が生じずらいのが実状です。
そして、その設置場所は生息調査によって、ある程度把握が出来るでしょう。
ピンポイントで狙って、殺す。潰す。殲滅する。
餌が残っていれば、卵から孵化したゴキブリにも効果が持続する。
まさにベイト剤は、集団で営巣するチャバネゴキブリの駆除にうってつけです。

一般的なベイト剤の設置方法

ベイト剤を打つために、プロはこんな道具を使います。
これは「ベイトガン」といって、ベイト剤を様々な場所に打ち付けるのに便利な道具です。

この「ベイトガン」にベイト剤を取付けて、引き金をひくとベイト剤が先端から、ぐにゅっと出るわけです。
まあこれがなくても最近のベイト剤のキットには注射状の取付具が付いていたりするものです。

ではそのベイト剤を、現場ではどこに塗布するのか。
昔は「直打ち」がメインでした。
巣の近くの壁面やパイプなどに、直にこのベイト剤を塗布する。
コールドテーブルのカバーを外すと、0.5ミリ程度の茶色い粒が等間隔で打たれているような工場があると思います。
それがベイト剤の打った跡です。
これは専用の道具もなくて簡単ですみますが、ベイト剤がやがて固まり、こびりついて汚らしくなるので除去清掃が必要。
放置しているところも多いものですが、あまりお薦めはしません。

またこのような道具を使うときも多いです。

これは「インセクトベイター」と言って、ベイト剤を内側に塗布するための道具です。
現場に両面テープで止めて、ここにベイト剤を打ち付けて塗布するのです。
これはこれで悪くないですし、多くの現場で一般的に扱われています。
しかし一方で、ゴキブリがどのくらい食べているのか判りづらかったり、また何よりも食品工場内での使用において、定数管理がちょっとしづらい。
何せこのように小さいですし、製造施設内の影のほうに付けるものですから、ついポロっと落ちたときの異物要因にもなりかねない。しかも異物混入となればゴキブリの餌や糞、下手したら本体付きといったリスクを孕んでいることを知っておきましょう。
(一応両面テープでの固定を推奨していますのでそうそう落下はないでしょうが)

またベイターは一旦設置すると、古い毒餌の除去が出来ません。
ですから基本的には1回のみで使い捨てとなります。
次のときにはまた新しいベイターを用意し、外してそこに設置し、新品に取り替える。
が、意外とそういうことをしている工場は少なかったりするのが現実です。

では、これらのデメリットを補うためには、どんなものを使うといいのか。
しかも日常普通に手に入る道具を使って。
ここでプロのワザの登場です!

準備するもの

簡単に手に入るもので、チャバネゴキブリの駆除を円滑に行いましょう。
準備するものは、これ。

ベイト剤に、配線モール。
ええ、こんなものを!?
そう、こんなものを使うのです。

オフィスやご自宅その他で、電源ケーブルを目隠しするのに使う、俗に「配線モール」と呼ばれるこれ。
ホームセンターで安価で手に入りますし、種類も豊富。
これがですね、実は食品工場でのベイト剤処理に結構使えるんです。

プロの使用法と、これを使うメリット

まず配線モールを現場に合わせて、適度の長さにチョキンします。
「モールカッター」という配線モール専用カッターがあるのですが、まあ、なければニッパーなどでも切れなくはないです。

その後、カバーを除去します。

そして、内側にベイト剤を塗布する。
1~2㎝間隔のスパンで連続してちょいちょい、と。
実はこの「1~2㎝間隔のスパンで連続して」というのが、ゴキブリにとって非常に有効なのです。
これを左右両端に行います。

出来たでしょうか。
あとは、側面でも端のほうでもいいからナンバリングや設置日などをマジックで記入してあげてもいい。
設置方法は裏の両面テープで付着させるだけ。めっちゃ簡単です。

ゴキブリ駆除にこれを使う5つの理由

配線モールを使うメリットは幾つかあります。
まず、リスク面。
これだけ接地面や大きければ落下による異物リスクは少なくともベイターよりは少ないでしょう。
また内側を清掃しやすいので、交換頻度も少なくてすみます。

それから効果の面。
上で書きましたが、1~2㎝間隔でベイト剤を塗布する、というこのやり方。これが実は効果的。
というのも(ライン)ゴキブリはただドバっと1箇所に大量にベイト剤を貯めておくより、このように数㎝の間隔で少しずつ何カ所も塗布してやるほうが、はるかに喫食率が高まるのです。
その意味でも、この手法は効果的。

そして何よりものメリットは、現場の奥の方にあるゴキブリの営巣箇所にまで到達しやすい、ということです。
先にも触れましたが、「ベイト剤はゴキブリに食べてもらってなんぼ」。
食べてくれなければゴキブリは死にません。
だからゴキブリの巣のある付近にベイト剤を設置する、これが実は一番重要です。
ですが、ゴキブリの巣というのは大抵色々なものの奥のほうであって潜んでいるもの。
コールドテーブルのモーター部だったり、冷蔵庫上の電源ユニット部だったり、シンク裏の奥だったり…。
そこで、こいつ。
先にベイト剤を塗布したら、チョッキンする分にゆとりをもってあげればいいのです。
そうすれば手前から奥へと伸ばすことが出来るでしょう。

それに配線モールなら種類も豊富で手に入りやすい。
専門用具をわざわざネット購入しなくても、近くのホームセンターで多量に売っています。

ゴキブリ駆除に配線モールを使う5つの理由
  • 落下による異物混入リスクが低い
  • 清掃しやすく清潔で便利
  • ゴキブリの喫食効果が高い
  • ゴキブリの営巣箇所に到達しやすい
  • 入手が簡単

 

まとめ

今回は、チャバネゴキブリの駆除方法で有効な資材のご紹介を致しました。
意外と駆除業者でも使っているワザだったりするのですが、狭い世界のことなので当然知られていません。
このように、日常の中で使えるものはどんどん使ってみると、以外な効果を出すことが出来るものです。

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