工場の防虫対策のプロがその基礎を「本気で」教える、このシリーズ。
3回目の今回は、「我々、衛生管理屋、防虫管理屋、PCOの仕事とは、突き詰めるとどのようなものなのか」というお話です。
実はこれ、衛生管理を考える上での根幹となる重要な、非常に本質的な事柄でもあるのです。

改めまして、皆様こんにちは。
高薙食品衛生コンサルティング事務所です。
ここだけしか聞くことの出来ない神髄中の神髄、
「プロが本気で教える衛生管理」を、毎日皆様にお教えいたします。

 

今日のお話の概要
  • 衛生管理屋の仕事は、「評価」「問題」「要因」「対策」の4要素によって構成されている
  • 「評価」とは、いいのか悪いのか、どのくらい悪いのか、現状を診断し把握するための総評価である
  • 「問題」とは、どこがどう悪いのか、何がどのくらい悪いのか、現状の問題を提示することである
  • 「要因」とは、その問題は何故生じているのか、その根因を究明し、伝えることである
  • 「対策」とは、その要因についての具体的対策を提示し、または実施し、問題を解決して評価を高めることである
  • 医者の仕事もまた同様の要素によって構成されている
  • これらの4要素は、マネジメントシステムの根幹である「PDCAサイクル」の主に「C:CHECK(確認)」に関わってくる要素である

 

 

「衛生管理屋さん」の仕事とは?

さて、皆さん。
我々、衛生管理屋さん、防虫管理屋さんの仕事とは、一体なんでしょうか。

勿論、これまで書いてきたように、衛生「管理」、防虫「管理」ですので、
ある「目的」のため、「目標」を設けて、「方針」をたて、それに沿ってPDCAサイクルを回す、
そのことで食品衛生の「目的」を果たそうとする、
或いはそうした工場での営みをサポートする。
こうしたことがその主軸となっているのは言うまでもありません。

 

ですが、我々の仕事において、中でも重要な4つの要素があります。

そう、衛生管理屋さん、防虫管理屋さんのお仕事の4大要素。
それは、ズバリ、

①「評価」
②「問題」
③「要因」
④「対策」

の4つです。
これが我々の仕事の多く、いやほぼ全てを占めているといってもいいでしょう。

防虫管理は、評価・問題・要因・対策の4要素で構成される

このように、衛生管理屋の仕事とは、それ即ち、「評価」「問題」「要因」「対策」の4要素です。
つまりこれは、「防虫管理」はこの4つの要素で行われるものだ、ということです。

防虫管理とは
  1. 評価
  2. 問題
  3. 要因
  4. 対策

 

「評価」とは、

「評価」とは、現状の是非について、それがいいのか、それとも悪いのか、その状況を診断し「評価」する、ということです。
総体的にはどうなのか。
問題があるのか、ないのか。
あるとすれば、それがどのくらいよろしくないのか。
その根拠は何なのか、何に基づいているのか。
現状を把握し、その後の改善や維持に向かう上での総合的な評価軸が、ここで定まります。
まず、最初にこれがしっかりされていないと、どのような状況なのかが定まりません。

「問題」とは、

「問題」とは、先の「評価」に対して、それでは具体的にどう悪いのかを提示することです。
何が、何処が、どう、どのくらいに悪いのか。
その問題をはっきりさせることが、次に重要になります。

「要因」とは

「要因」とは、先の「問題」に対して、ではその問題がどうして起きているのか。
その原因は何なのか、どこにあって、それは何故なのか、その「根因」を探り、究明することです。
これが、一言で言うのは簡単なのですが、実はかなり難しく奥深いことでもあります。
何故なら「評価」と「問題」は数値評価によってある程度見えるものですが、「要因」というものは得てして隠れているものを探る作業だからです。
ですから、この「要因分析」こそがぼくらの仕事の腕の見せ所でもあります。

「対策」とは

「対策」とは、先の「要因」に対し、ではその要因をどのようにすれば改善出来るのか。その具体的な処方箋を示すことです。
また示すだけでなく、実際にそれを行って、「問題」を解決し、「評価」を高める。という行為も当然ながら含まれます。
ですから、これまたぼくらの腕の見せどころでもあります。

これでもまだ抽象的で判りづらいかもしれません。
例えを挙げながら、もう少し噛み砕いてみることにしましょう。

衛生管理屋の仕事は、医者に例えてみると判りやすい

ぼくたちの仕事は、しばしばお医者さんに例えられます。
これに例えると、もう少しばかり見えてくるかと思います。
つまり、この4要素は、お医者さんも同じだということです。

衛生管理屋の仕事とは(お医者さんと同じ?)
  1. 評価
  2. 問題
  3. 要因
  4. 対策

 

さあ、みなさんが病院に行くと、お医者さんはどう対応してくれるでしょうか。

まず、貴方は健康なのか、そうでないのか。
健康だが問題があるのか、重要な今すぐ処置が必要な状態なのか、
診察を通して、診断、つまり①「評価」することでしょう。

次にお医者さんは、どこがどう悪いのか、貴方の体の②「問題」を告げるでしょう。
例えば、「胃に胃潰瘍ができている」だとか、ですね。

それからその病気の病因について、問題への③「要因」を教えてくれるのではないですか?
「日々の暴飲暴食によるものだ」などと。

そして最後に処方箋を、つまりは問題に対する要因への④「対策」を、お医者さんは貴方に与えてくれるでしょう。
例えば「このお薬を飲んでください」、
「すぐに手術が必要だ」、
「生活改善をしてください」等々。

これはそのまま我々にも言えることです。

我々は、お医者さんと同様、貴方の工場や店舗を診断、①「評価」します。

そして、様々なデータに基づいて、そこにある②「問題」を指摘します。
例えば、捕獲データからチョウバエ類が発生している、等。
或いは、金属の異物混入リスクが高い、等。

そして、我々はその③「要因」について、分析します。
日々の、この箇所の清掃不足だ、では清掃不足なのは責任部署の不明確さからだろう、等。

さらに、その「要因」に対して、④「対策」を伝えるでしょう。
例えば、
(お薬→)殺虫薬剤による駆除が必要だ、
(手術→)構造上の補修が必要だ、
(生活改善→)清掃による環境改善が必要だ、組織的な責任の明確化が必要だ、など。

これらの4要素が、どれだけ高度に出来るか。
言ってみれば、その「精度」こそが、我々の仕事の腕、プロとしてのレベルに他なりません。
言い換えれば、これがしっかり出来てこそ、理解してこその衛生管理屋、防虫管理屋なのです。
(だってお医者さんもそうですよね?)

衛生管理屋の4要素とPDCAサイクルの関係

そして、これらの4つの要素は、管理のためのPDCAサイクルの各要素それぞれにも関わるのです。

なかでもこれらは特に「Check(確認)」に関わる要素であります。
そう、このように衛生管理屋、防虫管理屋にとって、「管理」のPDCAサイクルの中でも、「Check(確認)」の要素は非常に重要なものなのです。

まとめ

どうでしょうか、
なんとなく衛生管理とは、防虫管理とはどういうものなのか、
少し見えてきましたか?

以上、このように当ブログでは食品衛生の最新情報やPCO、防虫対策の知識は勿論、その世界で長年生きてきたプロだから知っているテクニックや業界の裏側についてもお話しています。
明日のこの国の食品衛生のために、この身が少しでも役に立てれば幸いです。

 

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